今年はお正月から能登の震災が発生し、南海地震を意識せざるを得ない事件が続きました。建築に携わる人間として、自分たちの仕事についてもう一度深く考えさせられた一年でした。

ネイチャースペースは、家づくりが終わった時が本当のスタートだと思っています。そこから気長に付き合って、家や家族の成長を一緒に見守っていく。そんな関係を大切にしてきました。

しかし、震災は一瞬にしてそれを壊してしまいます。

この事実を直視し、ネイチャースペースにも何かできることはないかを考えました。家づくりにおける「安心」のエビデンスを提供したいと思い、infoでも発表しましたが、‥‥‥。2025年からは、從社設計の物件について、第三者構造設計による許容応力度計算を行うことにしました。

 

正直なところ、ネイチャースペースの家は毎回その地域の個性を結びつけた設計のため、構造も精尽にチェックしてきました。それでも第三者を参入させることで、一層家づくりが難しくなる可能性もあります。しかし、ネイチャースペースのお客様に、デザイン性に満ちた住まいと、安心できる耐震性を提供したい。この家では、子供たちが安心して曇らせる。そんな想いを抱き、新たなスタートを切ることにしました。