最近NatureSpaceを知って建築家の家ってどんなの?と思われる方もいると思います。
そこでNatureSpaceコンセプトハウス「三角の家」「土間の家」の生みの親

建築家岸本貴信

の作品を紹介します。
そして建築家岸本貴信をもっと知って頂いた上でNatureSpaceに来てください。
きっと「三角の家」「土間の家」が欲しくなってきます。
建築家岸本貴信への家造り相談会も行う予定をしています。
気になる方はお問い合わせからアクセスしてください。

 

HOUSING 2020年6月号表紙掲載物件の紹介

HOUSING2020年6月号の表紙に岸本貴信の作品が採用されました。

気になる方はWORKS「光の通う家」からご確認ください。

岸本貴信デザイン|名古屋市の光の通う家|HOUSING2020年6月号掲載_003

 
プラットホーム

敷地は兵庫県高砂市、現地を見に行くとそこには電車の車両が置かれていた。
聞くとクライアントが子供の頃から置かれており、地域住民の憩いの場として開放されていたと言う。
当初、この電車は撤去し広く敷地を使い新築する予定であった。
車両の中を拝見させていただくと、
新聞記事のスクラップに感謝状などこの電車が地域に貢献し住民から親しまれていたことが伝わってきた。
そこで、このまま撤去するよりも新しく次はこの家族のために残すことを提案する事にした。
まさにそれは今にも動き出しそうな、横に新しく建つ家は駅のプラットホームを彷彿させるイメージで
金属質の屋根と壁を強調し片持ちの片流れの屋根とした。
電車のフロアレベルに合わせた犬走は基礎コンクリートを立ち上げ片持ちスラブに。
そこは要望にあった暖炉の薪置き場と通路を兼用し電車と繋がる事を考えた。
車両に面した北側は全面開口とし暮らしに電車を密接させた、
またそれは一日中安定した明るさを供給してくれる。電車にプラットホーム、
暮らしとはかけ離れたツールではあるがここではそれが新しい住まいのカタチとして暮らしに密接したものとなっている。

detail

■建築地  :兵庫県高砂市
■用途   :住宅
■構造・規模:木造平屋建て
■敷地面積 :236.56 m2
■建築面積 : 86.77 m2
■延べ床面積: 74.93 m2
■1階床面積 : 69.97 m2
■ロフト : 4.96 m2
■外壁   :ガルバリウム鋼鈑
■屋根   :ガルバリウム鋼鈑
■内部床  :杉板
■内部壁  :針葉樹合板・しっくい塗
■内部天井 :針葉樹合板(梁現し)
■浴室   :FRP防水(在来)・タイル貼
■キッチン :造作キッチン
■撮影   :冨田英次