『猫と山小屋の家』
Design by Takanobu Kishimoto
【猫と山小屋の家】
計画地は駅からほど近い場所にあり、ビルやマンション、店舗が点在する活気ある一角に位置している。旗竿状の敷地は駐車場に囲まれ、接道から少し離れているため、都会の中でありながら静かで開けた印象を持つ。
「猫も楽しめる家にしたい」という要望から始まったこのプロジェクト。家族は山登りが好きで、山の地図がたくさんあり、キャンプや植物を育てるのも大好き。そんな家族のアウトドアへの愛情を感じさせる、外とのつながりや人と猫の動線に配慮がされている。
エントランスの土間は、吹き抜けのあるリビングスペースまで続き、横だけでなく縦の広がりも感じられるよう設計されている。リビングの上部の窓は、プライバシーを守りつつ、日当たりと風通しの良さを重視した心地よい空間を生み出している。
リビングは、どこか山小屋を思わせる木の温かみに包まれ、窓からは梁の上でゴロゴロと日向ぼっこをしている猫の姿が映りこむ。そんな何気ない一瞬一瞬を大切に暮らせる空間がここには存在する。
ぜひ、この『猫と山小屋の家』をご覧ください。
Detail
構造 | 木造2階建 |
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敷地面積 | 235.49㎡ |
延べ床面積 | 1F:56.31㎡ 2F:33.07㎡ |
建築面積 | 58.65㎡ |
床 | 杉 |
外壁 | STO塗り壁 ガルバリウム鋼板 |
撮影 | 朴の木写真室 |