『サボテンと活きる家』

Design by Takanobu Kishimoto

【サボテンと活きる家】

 

 

新しい家族の一員を迎え、夫婦での共通の趣味、サボテン栽培。賃貸の空間では、その熱い情熱を伸ばすには手狭に感じるようになった。

「周囲の視線に縛られず、のびのびと植物と共に過ごしたい」という想いから、風と日当たりの良さを重視し、理想の土地探しをスタート。

そして選ばれたのは、接道から南へ続く旗竿状の道を進むと現れる、三方を畑に囲まれた開放的な敷地。ここでは、人々の視線から自由で、自然がふんだんに広がる場所となっている。

家の中心には、吹き抜けのあるリビング。この空間は、まるでビニールハウスを思わせるような特別な場所で、植物との距離をぐっと縮め、緑との対話を日常に取り込んでいる。

そこからさらに広がる土間スペース。ここでは子供と一緒に植物のお手入れを行う時間が設けられており、家族みんなで植物と触れ合うことができる。

好きなものに囲まれ、大切な人たちと一緒に過ごす。それが、この家の最も魅力的なライフスタイルを形作る要素となっている。

そんな心温まる、そして生活と自然が調和した家をぜひご覧ください。

Detail

構造 木造2階建
敷地面積 278.37㎡
延べ床面積 1F:55.9㎡  2F:51.56㎡
建築面積 55.9㎡
オーク
外壁 ガルバリウム鋼板 
撮影 冨田瑛二
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