『緑が巡る家』

Design by Takanobu Kishimoto

about house

西側の道路に面し、最大で3000mmもの高低差をもつ敷地。

その大きな段差を埋めるのではなく、地形そのものを生かすことから設計は始まった。

石積みの擁壁にRCのガレージを挿入し、バイクや車、キャンプ道具までを自由に収める、懐の深い空間とした。 屋内からも直接つながるその場所は、趣味に没頭できる、暮らしのもうひとつの居場所である。

住まいの中心に据えたのは、光と風、そして緑を取り込む中庭(コート)。 あらゆる部屋からこの庭を介して視線が抜け、家の中を緑がゆるやかにめぐっていく。

テラスでコーヒーを傾け、緑陰のもとでページをめくる。 ありふれた時間が、自然と溶け合う贅沢なひとときへと変わっていく。

切妻屋根の勾配をそのまま生かしたLDKの天井は、伸びやかな開放感に満ちている。

人も猫も、緑のめぐりとともに、のびのびと日々を重ねていく。 地形を読み、自然を住まいの中心へと招き入れた、緑が巡る住まいである。

Detail

構造 混構造2階建て
敷地面積 271.00㎡
延べ床面積 1F:57.83㎡ 2F:12.06㎡
建築面積 76.86㎡
1F:杉
2F:塩ビフロアー
外壁 ガルバリウム鋼板 
撮影 冨田英次
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