『コンテナの家』

Design by 岸本貴信

about house

土地探しから始まった家づくり。

条件に合う場所がなかなか見つからず、探し続けた先に出会ったのは、扇形で高低差のある個性的な敷地だった。

住宅街の坂道に沿って緩やかな起伏を持ち、周囲の街並みの中でひときわ強い輪郭を感じさせる土地である。

計画の出発点となったのは、敷地に沿う曲線と約3メートルの高低差だった。

既存の土留めブロックを取り壊し、法面として整えることで造成コストを抑えつつ、地形を素直に受け入れる構成とした。

その上に載せたのは、外部に対して表情を抑えたシンプルな箱型のボリュームである。

坂を上っていくと、まるで宙に浮いているかのようなコンテナの家が現れる。

地形と構造を整理し、余計な要素を削ぎ落とすことで、この場所だからこそ成立する住まいの姿をつくり上げた。

土地の制約を読み替え、建築としての強さに変換した家である。

Detail

構造 木造平家建て
敷地面積 280.70㎡
延べ床面積 1F:81.15㎡
建築面積 98.54㎡
1F:杉、土間
外壁 ガルバリウム鋼板 
撮影 冨田英治
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